数年前、息子がある大会に出場したときのことです。
今でもふと思い出す、ひとつの試合があります。
それは、勝ち負け以上に、心に残る出来事があった試合でした。
対戦相手は、息子より年上で、実力もかなり格上の選手でした。
それは周りで見ている誰もが分かっていることでした。
見ていて感じたこと
試合は、当然実力差もあることから、厳しい展開でした。
それでも息子は、一本一本今の自分にできることをやろうと、必死に向かっていました。
試合の途中、相手が対戦相手の息子を見下すような発言があり、少し驚きました。周りで見ている人も、同じ気持ちになった方はいたはずです。
それまで、色々な相手と試合もしてきましたが、そんなことは初めてだったからです。
それからの私はコートの外で、いろいろなことを考えていました。
勝つことは大事
だけど、それと同じくらい大切なものがあるのではないか、ということです。
強さだけではない大切なもの
スポーツの世界では、結果がすべてのように見えることもあります。
でも本当は、
どんな気持ちでプレーするか、
相手とどう向き合うか、
そういった部分も、とても大切なのだと思います。
強さの中に、相手への思いやりやリスペクトがあること。その部分を忘れてしまったら、テニス選手以前に、人として間違えていることになるのではないか。
息子にとっての経験
試合後、息子は、特に何かを言ってくるわけではありませんでしたが、きっといろいろなことを感じ取っていたのではないかと思います。
うまくいかなかったことも、悔しさも、
そして、試合の中で見た様々なことや、自分の気持ちも。
そのすべてが、これからにつながっていく経験になっているはずです。
まとめ
今振り返ると、あの試合は特別な一戦でした。
ただの勝ち負けではなく、
大切なことに気づかせてくれる時間だったように思います。
数年たった今でも、お相手のことも鮮明に覚えていますし、思いだしても、もどかしい気持ちになります。
強くなればなるほど、謙虚さを忘れず、
対戦相手へのリスペクトを持ち続けられる人であってほしいと思います。
そして、そんな姿勢の選手こそ、
きっとまわりから応援される存在になっていくのだと感じています。
そんなことをあらためて感じた一日の出来事でした。
